アマガミ、なりきり(夏休み編)

純一「なあ美也、今何月だ?」
美也「ん?何月って8月だけど、何にぃに、もしかして暑さで頭でもおかしくなった?」
純一「そうか、そうだよな、やはり8月か、8月といえば夏休み終盤、当然何かしらのイベントがあるはずなんだ」
純一「花火をしたり、浴衣でお祭りに行ったり、恋人の家で勉強したり」

美也「まあ・・そうだね、私も紗江ちゃんと逢ちゃんとお祭りに行ったし」
純一「なのに、なのにだ、なぜ僕は家でごろごろしている?」
美也「知らないよそんなの、にぃにが何も予定立てなかったせいでしょ」
電話「トゥルルルルル、トゥルルルルル」
純一「はい、もしもし」
梅原「お~大将、元気にしてたか~、今から大将の家・・」
純一「ぴっ」(電話を切る)

美也「誰から?にぃに」
純一「間違い電話だ気にするな」
電話「トゥルルルルル、トゥルルルルル」
純一「また梅原か、たく暇な友を持つと大変だな」
純一「はい、なんだよ梅原、今取り込み中だ」

七咲「あっ先輩、ごめんなさい、今忙しかったですか?」
純一「な、な、七咲~~~、ひょっとして僕とひと夏の冒険をしに電話を」
七咲「いえ、美也ちゃんに借りたDVDを返しに行こうと思って電話を」

純一「・・・」
七咲「先輩?」
純一「七咲、夏という物は時に残酷な物だな」
七咲「クス、何ですかそれ、先輩相変わらずなんですね」
七咲「私からデートのお誘いでもあるとか思ってましたか、期待はずれでごめんなさい」
七咲「けど一応私の彼氏なんですから、家でゴロゴロされるのも困ります」
七咲「なのでこれから私の家に遊びに来ませんか?」

純一「な、な、な、何だって~、七咲の家でデートだと、ごくり、それって、あれだよな、誘ってるって事か」
七咲「先輩、一応言っておきますけどエッチな事はなしですからね」
純一「わかってるさ、勿論、キリッ!」
七咲「それじゃ時間は1時で、クッキー作って待ってるので楽しみにしていて下さい、ガチャ」
純一「んふふ、ふふふふふ、ふふふふふふふ、あっはっはっはっはっはっはっ」

美也「にぃに、1人で何してんの?」
純一「おう美也か、お兄ちゃんはなこれからデートに行ってくるんだ」
美也「はいはい、妄想もいいけど部屋の掃除終わらせてからにしなよ」
純一「うっ、なんという扱われ方、だが今日は気分がいいんだ、許してやろう、さらばだ妹よ」(玄関を出る)

美也「・・・これだけ暑いとおかしくもなるか、さてわたしは読みかけの本でも読んじゃいますか」

コメント

トラックバック